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2006年08月31日 (木)

OSXでシリアル

 シリアルと言っても朝ご飯に食べる奴ではありません。

 以前に便利小物(#5)でご紹介したI/O-DATAのUSB-RSAQ2ですが、仕事でシリアルターミナルを使わざるを得なくなり、「よし!ここで一発OSXでシリアルだ!」と奮起したのですが、いきなり出端をくじかれました。
 まず、メーカーのページからはMacintosh OSX版のドライバをダウンロードできず。OS9までの環境でしかドライバがダウンロードできません。さすがに生産終了から時間が経過しているので辛い状況です。

200608315.jpg
 USB-RSAQ2の内部基板
 中央に見えるのが問題のPL-2303

 いろいろGoogleなどで検索を掛けると、どうやらこのアダプタは台湾のProlific社のUSB-232CブリッジであるPL-2303というチップを使用してしているので、このドライバが無いか探してみますと、なんとアップルサイトからのリンクでドライバが入手できるのを発見しました(検索語は"PL-2303 Driver"で見つかりました)。

 まず、米国アップルのOSXのダウンロードサイトに移動します。

 検索の「Search Downloads」で、PL-2303をキーワードにカテゴリーをドライバー(Drivers)を指定して検索するとライセンスがGPLの利用フリーな汎用ドライバー「PL2303 Driver - Drivers 」がリストアップされますので、これをクリック。ダウンロードのページへ移動したらドライバーをダウンロードしてディスクイメージを入手します。

 このドライバ−は、BJA Electronicsが作成して公開している物です。I/O-DATAのベンダーIDを持った機器の他にもRATOC Systemsを含めて日本や海外を問わず多数のPL-2303搭載の機器をサポートしており、PL-2303の汎用のデバイスドライバとして利用できるようです。

pl2303パッケージ
 ディスクイメージ
 インストール用パッケージが1つあるだけだ

 ディスクイメージのパッケージをダブルクリックしてドライバーをシステムの起動しているディスクにインストールして再起動を掛けます(インストール中のライセンスなどは全て英語表記です)。

新しいポート
 新しいポートが見つかった
 認識した場合はこのようにアラートダイアログが表示される

 再起動後、システム設定のネットワークから「表示」リストの「ネットワークポート設定」を選択して、使用可能なポートのリストを表示させます。このとき、すでにUSB-RSAQ2を接続していると新しいポートが見つかりましたという注意のダイアログが表示されるはずです。

システム設定のポート設定
 システム環境設定のネットワーク
 表示のポップアップからネットワークポート設定を選択して利用可能なポートリストを表示させる

 リスト中のPL2303にチェックを入れると利用可能な状態になります。
 ターミナルを起動して、デバイスができているか確認してみます。

nanghi:~ nanghi$ ls /dev/*.PL*
/dev/cu.PL2303-3B112    /dev/tty.PL2303-3B112

 このように、デバイスができていれば、PL-2303のデバイスを利用するデバイスファイルが出来上がっているはずです。

 ここでターゲットのシリアル装置を接続し、screenコマンドを利用してttyとしてシリアルを指定して通信を開始させてみましょう。

nanghi: ~nanghi$ screen /dev/tty.PL2303-3B112 9600 cs8

シリアルコンソール
 ターミナルからシリアルを利用している状態
 ルーター機能内蔵のL2スイッチにシリアルコンソールとしてログインした
 通信接続条件は9600bpsパリティなし・8bit・ストップビット1(9600N81)である

 screenコマンドでは指定できる通信パラメータが限られていますので、シリアルターミナルソフトなどを利用してターゲットにあった通信条件を指定してください。
 OS9やOSXの昔の時には、たまに使用してはいましたが自宅ではMPLAB IDEなども含めてほとんどの開発環境がWindowsだったこと、またレガシーデバイスとしてシリアルポートコネクタもある事からMacintosh側は放置されていました。さらにOSX 10.4からは諦めていたのですが、やっとMacintoshを使う上で、いわゆる通常のシリアル通信ポートが利用できるようになりました。
 ドライバを開発してくれた人たちに感謝!

2007/05/21 追記

アイ・オー・データからOSX(PPC/Intel両対応, OSX 10.1〜10.4)がリリースされています。
メーカーリンク
これでメーカ−供給のドライバでOSXでもシリアルポートが使える事になりそうです。

投稿者 なんぎ : 2006年08月31日 12:02

コメント

はじめまして。
USBシリアル変換で苦戦しております。

>アイ・オー・データからOSX(PPC/Intel両対応, OSX 10.1〜10.4)がリリースされています。

とありますが、検索しても見当たらないのですが
どの辺にあるのでしょうか。

投稿者 nagano : 2007年09月27日 15:13

naganoさん、コメントいただきありがとうございます。

ドライバダウンロードで、USB-RSAQ3やUSB-RSAQ5のMacOS用のドライバをダウンロードします。

圧縮を解いて出来たフォルダ内にMacOSX用のドライバのフォルダが作られているはずです。10.1とそれ以外の10.x用のフォルダがあります。

ダウンロードページにはMacOSのバージョンの記載が一切無いので、ダウンロードして圧縮を解凍しないと判らないというちょっと不親切な状態です。
一応、製品のページには対応OSのバージョン記載はあるのですが、ダウンロードページにはMacOS9とMacOSXの別々な記載が無いため本当に対応しているかどうか迷いますね。

ドライバをダウンロードして、圧縮ファイルを解いてからオンラインマニュアル等を参考にしてご判断していただければ良いのではないでしょうか。
もちろん、ご利用しようとしているUSB〜シリアル変換アダプタと同じインターフェースデバイスである事が前提ですのでご注意ください。

Macintoshユーザーは辛いよ・・って事ですか。もう!

投稿者 なんぎ : 2007年09月27日 19:23

なんぎさん、ありがとうございます。

本当ですね。OS X対応を書いて無いのにDownload->解凍したらドライバーが入っている・・・・。

いろいろ試してみます。
ありがとうございました。

投稿者 nagano : 2007年10月01日 20:29

naganoさん、お役に立てたようで幸いです。せめて9/Xぐらいは書いておいてほしい所です。

シリアルなんてMacでは使わないと踏んでいるのか、市場が小さいせいなのか、どうも不遇な感じがします。
ただ、OSXになってMach/FreeBSDコアになりましたからデバイスドライバを自分で作ることが出来なくはありませんね。

投稿者 なんぎ : 2007年10月02日 09:09

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