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2008年07月24日 (木)

バッテリチェッカ

 仕事が忙しい上に公私とも多忙なためハンダこてを握る間がなかなかとれませんでした。

バッテ電圧リチェッカ
 バッテ電圧リチェッカ

 居酒屋ガレージさんで紹介されて、アクト電子さんで頒布されています電池電圧チェッカをやっと組み立て完了しました。
 オリジナルの頒布内容と一部変更して組み立てています。

 ・ケースをアイボリーから黒に変更(タカチSW-120)
 ・LED表示窓にスモークアクリルを付けた
 ・負荷抵抗選択スイッチをトグルスイッチから波型スイッチに変更
 ・電圧差チェックボタンを大型のものに変更
 ・くみ上げ状態を変更
 ・ビス類を変更

 LEDの窓部分にスモークアクリルをはめ込み、コントラストが上がったためLED表示はかなりはっきり見えるようになりました。この変更でケースの面に出ていたLEDをアクリル後部まで下げるために2mmあるケースの厚みをオフセットする必要があり、スペーサーを付属の5mmから7mm(8mmを削る)に変更しています。
 この変更に伴い、そのままの実装では電解コンデンサがケースウラの蓋に当たってしまい、立てたままの実装状態ではケース内に収まりません。一度、基板をくみ上げてから確かめたところ干渉してしまったため電解コンデンサをはずしたものの、パターンのビアからハンダが抜けません。居酒屋ガレージ店主さんにお願いしてハンダ吸い取り器で抜いていただきました。
 はずしたコンデンサにさよならをしてもらって、改めてコンデンサを横向きに立体実装しなおします。リードが接触するといけませんので、+局側のリード線に絶縁チューブをかぶせて実装します。

 組み始める前になんとなくいやな予感がしていまして、ICソケットを頒布内容のベローズタイプのものからロープロファイルの丸ピンに変更したのですが、そちらより電解コンデンサのほうが当たってしまい、まったくもって、とほほな状態になりました。

基板上の実装状態
 基板上の実装状態
 なんだかなぁの状態になってしまった

 ごらんのようにかなりアクロバティックな実装で、製品には絶対したくない実装方法です。おかげで背の一番高い部品がインダクタとなってしまいました。MOS-FETの2SK2232もねじ止めしてしまいます。放熱器をつけようかとも思いましたがそれほど発熱する状態ではなさそうなので、見送りました。

 負荷抵抗の選択をする、波型スイッチもオリジナルのトグルスイッチが1回路2接点だったのを、2回路2接点にしています。インジケータのLEDを追加実装する予定で、1Ω負荷と4.7Ω負荷の場合に違う色のLEDを点灯させるつもりですが、現状は未実装です。
 プッシュスイッチも大型のものに変更して、押しやすくしました。もっとも、それほどの頻度で押して利用するような気はあまりしないのですが。

 そのほか細かいところでは、ショットキダイオードはキンク加工をして浮かせています。基板の動作確認でこのダイオードに外部電源を印加するときに、やりやすくするためです。負荷抵抗が発熱するまでチェックし続けるすることは無いと思いますが、放熱のため基板から浮かして実装しています。
 ケース表面のねじを付属のポリカーボネートから通常の皿ビスへ変更し、表面をツラいちにします。基盤の固定ねじも真鍮のクロムめっきねじに変更。大型のワッシャをつけて固定します。それほど振動が加わるかとも思いませんが、念のためスプリングワッシャも入れてあります。

 スイッチ類も変更になるのでそれにあわせて穴あけ加工をします。押しボタンスイッチには回転防止のポッチがありますので、それにあわせて切り欠きを加工します。
 写真では見えませんがケースウラにはゴム足をつけてみました。基板の固定用の穴を開けた段階で蓋側と気づいたため苦肉の策ともいえます。

 なんのかんのと部品を変更していますと、ねじが金属製になるなど細かい積み重ねでそれなりに重量がかさんで、お借りした貸出機のときより重さを感じるようになってしまいました。ゴム足をつけたものの、手に持って使用する頻度のほうが高そうなのではずしてしまうか、ケースの蓋を別の穴の開いていない新品と差し替えるかもしれません。

 さて、組み上げてからですが、自宅などに散在している電池類を片端からチェック。外見からでは判りにくい電池の生死をテスターのバッテリーチェックレンジを用いることなく判定できます。また、負荷を掛けてみることでどれだけ元気な電池かもあわせてチェックできるので大変重宝しています。
 利用している充電池はエネループがほとんどなのですが、電池を実装する前にチェックする習慣がつきました。入れたものの、思いのほか早く終わってしまいそうになる電池を事前にチェックできます。

 最後に、大変便利な電池電圧チェッカの頒布と、こちらの失敗(電解コンデンサをはずした後のビア復活とその他)をリカバリいただきました居酒屋ガレージ店主さんに感謝をさせていただきます。

投稿者 なんぎ : 12:02 記事へ | コメント (2)

2008年07月10日 (木)

OSXでシリアル(#2)

 以前にUSB-RSAQ2を使ってMacOS Xからシリアルポート経由で外部機器と通信する記事を掲載しましたが、追加情報です。

 シリアルと通信を行うためにscreenコマンドを利用していましたが、一度つないだ後で切ってしまうとデバイスが認識しなくなる不具合が出たりなど、記事をご覧頂いた方々にも不自由な思いを共有していただいた(笑)ようです。今回は通信に別の手段を利用して接続を行う例をご紹介したいと思います。

 まず、ターミナルのソフトウェアがどいつもこいつも塩梅が良く無いから作ってしまいましたというjerminalを利用します。
 jerminalを入手し、圧縮を解いて展開されたフォルダを確認します。
 LOVE LOVE BSDのサイトにある「BSDの杜」にJerminalへのリンクがあります。現行の最新バージョンはv0.8096(v0.8095と表示されますが…)ですので、tar.gz圧縮が掛かったファイルをダウンロードしてください。

展開直後のフォルダ
 展開直後のフォルダの中身
 拡張子が.cや.hのアイコンが白アイコンでないのはXcodeをインストールしているためである
 .pl(Perl)や.sh(シェルスクリプト)はSmultronがインストールしてある場合のアイコン

 ここでターミナルやiTermなどの端末エミュレータアプリケーションを起動します。
 ファイルを展開したフォルダに移動し、makeコマンドでビルドします。ここではデスクトップ上に展開しました。作業ディレクトリがあるのであれば、そこに圧縮ファイルを展開した後、作業を行います。

nanghi$ ~/Desktop$ cd jerm-8096
nanghi$ ~/Desktop/jerm-8096$ make
cc -g -pipe -Wall -DJUPITER    -c -o jerm.o jerm.c
jerm.c: In function 'read_local':
jerm.c:1394: warning: pointer targets in initialization differ in signedness
jerm.c: In function 'server':
jerm.c:1512: warning: pointer targets in passing argument 3 of 'accept' differ in signedness
cc  -o jerm jerm.o -lm 
cc -g -pipe -Wall -DJUPITER     tiocdtr.c  -lm  -o tiocdtr
nanghi$ ~/Desktop/jerm-8096$ 

 多少のウォーニングが出ますが気にせずにおきましょう(笑)。
 ビルドが完了するとオブジェクトファイルである本体のjermのオブジェクトであるjerm.oとIOCTLを受け持つtiocdtr.o、ビルドが成功していれば実行プログラムであるjermが出来上がっています。

make完了後
 make完了後のフォルダ
 jerm.o jerm tiocdtr(.oが見えない)のファイルが増えている
 実際の実行ファイルはjermのみ

 ここで必要なのはjerm本体のみですので、これをコマンド実行パスの通っているディレクトリにFinderのGUIでコピーしてしまいます。もちろんターミナルからcpコマンドでコピーしても結構です(笑)。Xcodeをインストールしている方は/Developer/usr/binにおいても良いでしょう。
 コマンドラインからjerminalを起動するのですが、一応通信条件などを設定して起動します。
 ここでデバイスファイルを指定しなければならないのですが、前回の記事を参照して頂き、/dev/cu.* に接続してできたデバイスファイルを指定して起動します。
 screenコマンドでは/dev/tty.PL2303-* を指定していましたが、jerminalでは/dev/cu.PL2303-*を指定します。

nanghi$ jerm -b 9600 -p none -d 8 -s 1 -f none /dev/cu.PL2303-1B122
Jerminal v0.8096  Copyright (C) 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2007 candy
Type "Ctrl-M ~ ." to exit.
 ispeed 9600 ospeed 9600
 +IGNBRK -BRKINT -IGNPAR -PARMRK -INPCK -ISTRIP -INLCR -IGNCR -ICRNL -IXON -IXOFF -IXANY -IMAXBEL
 -OPOST -ONLCR -OXTABS -ONOEOT
 cs8 -CSTOPB +CREAD -PARENB -PARODD +HUPCL +CLOCAL -CCTS_OFLOW -CRTSCTS -CRTS_IFLOW -MDMBUF -ECHOKE -ECHOE -ECHO -ECHONL -ECHOPRT -ECHOCTL -ISIG -ICANON -ALTWERASE -IEXTEN
 -EXTPROC -TOSTOP -FLUSHO -NOKERNINFO -PENDIN -NOFLSH

Password:

 ご覧の様になにやら色々と出てきますが、最終的にはログインプロンプトが表示されるはずです。
 (この例ではYAMAHAのRT58iを指定したのでログインのユーザ名は出てきません)

 jerm [オプション] デバイスファイル名
 起動時のオプションは

 -b 9600 接続速度
 -p [none|even|odd] パリティなし、偶数、奇数
 -d [7|8] データビット長 7bit or 8bit
 -s [1|2|1.5] ストップビット長 1bit or 2bit or 1.5bit
 -f [none|x|hard] フロー制御なし、Xon/Xoff、ハードウェア制御
 -l file ログファイル

 辺りが一般的に使うオプション類でしょうか。
 判らなければ jerm -h でヘルプが表示されますし、添付のREADMEにも記載されていますので参照してみてください。

 作業を行い、シリアル端末を終了したい場合は特殊なキーコンピネーションストロークが必要です。
 jerminalの場合はCtrl-M(または Enter) ~(チルダ) .(ピリオド) の順にタイプします
 この順にキー入力しますとjerminalは終了し、端末エミュレータのコマンドプロンプトに戻ります。

 余談:
 screenコマンドで繋げたは良いが、端末エミュレータのコマンドプロンプトに戻れないとお悩みの方、CTRL-Aの次にCTRL-Dをタイプしてみてください。screenコマンドの接続先がデタッチされ、端末エミュレータのプロンプトに戻ります。
 また、PL2303のドライバですが0.3.1までバージョンアップ、OS X 10.4以上に対応したユニバーサルバイナリとして提供されていますので、現状の不具合がある方はドライバのアップデートも合わせて行ってみると良いかもしれません。

投稿者 なんぎ : 12:02 記事へ | コメント (0)

2008年05月15日 (木)

ハンダ

 以前から使ってみたかったハンダを見つけました。

KR-19RMA
 almit KR-19RMA
 鉛フリーではありません

 かなりハンダマニア(?)には有名かもしれませんが、なかなか日本橋でお目にかかったことが無かった、日本アルミットのKR-19です。探せばあったのかもしれませんが。

 塩素系を排除したフラックスでなおかつ良好なハンダ濡れ性を確保したという特徴のあるハンダです。
 今回購入したのはKR-19のシリーズ中でもRMAを冠しています。RMAって何?と思いますが「Rosin Mildly Activated」の頭文字で低活性ロジンを使用しているハンダのことで、塩素フリーと日本アルミットでは謳っていますが、規格上は塩素含有量0.14%以下ということですので塩素フリーでなくてもRMAは冠することができます。
 ただし、このRMA規格ですが数年前に廃止になっており、現状の規格にはありません。メーカによっては旧MIL規格RMAをパスしたという表現のものもありますが、生きた規格ではありません。

 ともかく「無洗浄」と「非塩素系」を謳っていますのがどこまでの線引きかはあいまいです。
 ただ、塩素を使わないでフラックスをつくり、ハンダ濡れ性を確保するということでかなり試行錯誤をしたという内容のドキュメンタリーを見た記憶がありますので、塩素フリーであるのは間違いなさそうです。ただし、ハロゲンフリーというわけではないかもしれません。

 使いごこちは・・・というと、主観的になってしまうためやめておきましょう。
 もっともオーディオ界では音を追求するためにこのハンダを使う場合もあるそうですので一概によしあしを語ることはできません。
 まあ、低残渣ということで、ハンダ付け後のメンテナンスに苦労することは少なくなりそうです。なにせNASA(日本橋のほうではありません)認定。このハンダでスペースシャトルは飛んでいる、ということです。
 ハンダ付けとバカにすることなかれ。総ハンダ付け点数がバカにならないロケット搭載機器は、高G、高温・低温、振動、宇宙線などの過酷な環境にさらされながら、少なすぎると不良半田に、多すぎるとロケットが重くなるということからプロ中のプロがハンダ付けしているということです。極めれば宇宙ということでしょうか。

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2008年03月19日 (水)

バッテリーチェッカー

 居酒屋ガレージさんのバッテリチェッカーを貸し出しいただきました。

単三測定中
 単三測定中

単四測定中
 単四測定中

 バッテリホルダーは単三と単四の2種類が取り付けられており、どちらの電池でも測定することができます。
 写真のようにホルダーに電池をはめると電圧を測定して小数点以下2桁で電圧が表示されるとともに、簡易モールスで電圧をしゃべってくれます。見なくても音を聞けば電圧が判るという仕掛けです。もちろんモールス符号が「聞こえ」なければなりませんが。

基板アップ
 基板アップ
 昇圧レギュレータLTC3400ES6の小ささが良くわかる

 手前の抵抗器やコイルに囲まれて小さな足の付いた部品がLTC3400ES6です。
 これは実際に手で半田付けしようとすると、ある程度の半田付け技術がないと熱でデバイスを痛めてしまうか、半田ブリッジなどで正しく半田付けできない危険性が大きいでしょう。頒布の製品では実装済みとの事ですので、まずは無理せず組み立てて再現できるように配慮されています。

電池ホルダー
 電池ホルダー

 今回の目玉がこの電池ホルダーでしょう。
 良く見ると電池の電極のタブが上にも突き出しています。で、電池の抜き差しの感触ですが、非常に軽く着脱でき、接触も良好です。良い部品を見つけられたものです。

 電池ホルダーの手前にスイッチ類がありますが、中点オフ付きのトグルスイッチが負荷抵抗の切り替えスイッチです。1Ω・負荷なし・4.7Ωと切り替えることができます。その横にある小さな赤い押しボタンスイッチが負荷・非負荷の電圧差を表示してくれるスイッチ。押している間だけ負荷の有り無しによる直前の測定値の電圧差を表示してくれます。元気の良い状態の充電良好な電池だとこの電圧差はそれほど大きく出ません。出力電圧が負荷の変動に対して安定して電圧が保てるからです。
 これをニッケル水素電池ではなくアルカリ電池などで試すと、あきらかに負荷を掛けた場合と開放電圧の差が大きく表示されます。電池の特性の差というところでしょう。

投稿者 なんぎ : 12:02 記事へ | コメント (2)

2008年03月06日 (木)

デジタルディレイ

 作りかけが溜ってきているにもかかわらず、新しいのを作り始めます。ダメだなぁ。

デジタルディレイキット
 デジタルディレイキット(デジット)

 デジット店頭カウンター奥で完成見本が置かれています。シリコンハウスとデジットも共に、共立グループは自作エフェクターへ注力しているような感じですね。
 このデジタルディレイのように多ピンのICをガサガサ使って部品点数の多い物を手配線でコンパクトにまとめて間違い無しに製作するというのは、手間がかかる上配線チェック等が大変です。と、いうわけでプリント配線基板を使って組み立てるキットに飛びついてしまいました(笑)。

 キット内容はプリント配線基板と基板上に実装するデバイスおよび受動部品類のみです。
 エフェクターとして利用するには、調整用のポッドやつまみ、ケース等の基板以外の部品はキットには含まれていませんので、キットを買って部品リストを見ながら外付けポッド類を追加購入する必要があります。
 さらに入出力ジャック類、電池の006P用のスナップ、エフェクトオン・オフのスイッチも必要で、筐体のつまみ類の配置デザイン、筐体そのものの外観デザインなどを考えるが楽しみ(苦しみ?)がたまりません。

 手元にあったアルミダイキャストケースTD9-12-4N(タカチ)に組み込もうと目論んでおり、他にもHD6-11-3(HAMMOND 1590B)でもなんとか入りそうな気もしますが、たぶんジャックの端子と基板が干渉しそうなので余裕を持たせたTD9-12-4Nの方のケースで進めようかと思います。

 キット以外に必要な部品は以下の通りです。
・可変抵抗器 100kΩ(B)×2
・可変抵抗器 50kΩ(B)×1
・可変抵抗器用ツマミ×3
・6.5φステレオジャック、6.5φモノラルジャック×各1
 (もしくは6.5φステレオジャック×2)
・エフェクト切り替え用のスイッチ(ミヤマDS008など)
・2.1φDCジャック
・動作インジケータ用のLEDと電流制限抵抗
これ以外にも基板固定用のねじ・スペーサー、006P用電池スナップ、配線材、半田なども必要です。ケース加工はともかく基板と主要な部分は半田ごてとニッパなどがあれば製作できます。プリント配線基板の威力といえるでしょう。
 音質にこだわって全ての半田付け箇所を銀入りハンダなどのオーディオ向けのハンダを使用するのも一考かもしれません。

 まずは基板を組み立てて、動作チェックでしょうか。
 さてさて、これも、いつになったら組み上がるのやら…

投稿者 なんぎ : 12:04 記事へ | コメント (0)

2008年02月21日 (木)

小物工具(#24)

 小さなビスを隙間に落ちた部品を取り出すための工具なのですが私は逆の使い方です。

ピックアップツール
 SUN FLAG ピックアップツール

 工具のお尻を押すと、先から爪が出て開き、放すと閉じてモノをつかみます。
 以前から購入しようかどうしようかと迷っていたのですが、ピンセットでは不便な場合もあり思い切って購入しました。いや、それほど気合いの必要な額の工具では無いのですけど。

 このツール、他にも同じようなものが各社から出ていますが、保持具部分の爪の数が3つのものが圧倒的に多いのです。
 で、こいつは4つあり、相当細かい部品でもしっかり保持してくれます。

M2を保持
 小さいネジも保持(M2)

 上記の写真のようにM2のなべネジの頭をつかんでがっちり保持できます。
 ということは、これを使って細かいネジを取り付ける際の苦労が減る、というわけです。
 小さいネジの場合や、ちょっと奥まった所のネジで非鉄ネジ(写真のものは真鍮クロムメッキ)だと、磁石付きのドライバーでは保持できず苦労する事が多いのですが、この工具を使えばとりあえず初めのひと回しぐらい噛ませてから外れない状態にしておいてドライバーを使う事ができるようになります。

 モノを取るための工具なのでしょうが、私は逆に付けるために使うという何とも天の邪鬼な使い方(笑)です。
 保持部のバネもけっこうきついので、しっかりと保持してくれているので、かなり頼もしい工具です。

投稿者 なんぎ : 12:04 記事へ | コメント (0)

2008年02月14日 (木)

関数電卓

 居酒屋ガレージさんで関数電卓贈呈の抽選に外れたこともあり、買っちゃいました。ダメですね、誘惑に負けました。

HP35s パッケージ
 HP35s
 到着時のブリスターパッケージ

 関数電卓を買うのは、遥か遠い遠い昔の学生時代にCASIOのグラフ表時間数電卓fx9000G以来です。
 それでも当時買った電卓よりはこちらの方が安い(ディスプレイが違うから当たり前か)のは技術の進歩か価格破壊か。開発担当者の気持ちになってみると販売価格が下がっているのはなんとも言えない所でしょうか。

 パッケージを開封しますと、電卓本体の他にCR2032が2個、保護ハードケースと分厚いマニュアルが添付されています。
 いくら科学計算の電卓とはいえ厚みが1.7cmもあります。もちろん、中身は文字がびっしり。しかも英文(涙)。もっとも和文の翻訳が日本の販売元であるジュライですすめられており、途中までの和文翻訳マニュアルをウェブから入手できます。
 まずは電源を入れるために本体背面のスライドカバーを外して付属の電池を装着します。

HP35s 電池を入れる
 電池を入れる
 付属の電池はCR2032x2

 付属の電池がPanasonic製のリチウム電池。工場が燃える前のものでしょうか…。
 いや、コイン電池は門真では製造していないかも。

 電池はけっこうきつくハマります。脱落防止なのでしょう。取り外す時は電池の左上にあるホルダーの切り欠きに棒状のものを挿入して起こし上げなければ外れません。電池を入れたらしっかりとスライドカバーを取り付けます。
 ついでに付属のハードカバーケースに入れてしまいました。

HP35s ハードカバーケース
 ハードカバーケース
 結構固めで丈夫そうだがゴツい

HP35s ディスプレイ
 初期電源入直後のディスプレイ
 上段が直近のスタックの値で下段が入力値もしくは計算結果
 表示は固定小数点の小数点以下4桁の状態
 さすがにオリジナルのLED表示ではなくLCDになっている

 本体左下にあるCのキーを押して電源を入れます。
 初めて電源を入れたり、イニシャルリセット直後の初期設定がMODE 5の逆ポーランド記法(RPN)になっているのはさすがというか、拘りというか。HPならではでしょう(笑)。

 さて、電卓としては仮数部12桁、指数部3桁(±499まで)の電卓です。
 基数を10進(DEC)、16進(HEX)、8進(OCT)と2進(BIN)にすることができますので、論理計算のときに大変便利です。このbase-nのモードでは最大36ビットの数値を扱うことができます。HP35sの数値の内部表現が36ビットなのでしょう。8進が使えるのはUNIX屋さんには大変ありがたいのです。

 キーボードを押すと旧機とは逆な方向が沈み込みます。昔のHP35はキーの切り欠きのある手前が沈み込んだのですが、どうもこのキーは奥側が沈み込むようになっています。もちろんイコール(=)などというキーはありませんので、通常の電卓しか使った事の無いヒトは面食らいます。計算の結果を表示させるのはどれか判らないからです(笑)。
 英文マニュアルと首っ引きに使い方を調べましたが、プログラムできる関数電卓という基本的な部分は一般の関数電卓とほぼ同じでしょう。有効桁数が10桁ではなく12桁ある所がちょっと違います。
 使い始めると関数などのキー配置が絶妙で大変使い易く感じます。

キーボードの関数部分
 キーボードの関数部分
 統計機能や順列・組み合わせなどはテンキー側に割り当て
 イコール(=)が見えるがこれは代入のコマンド

 いままで計算が面倒くさくてしていなかった事がたくさんあります。
 この電卓が来たからと言って宿題がどんどん進める事ができるかというと、上の文章が言い訳めいているのでそうでもないかと。

2008/02/17 追記

 キーボードレイアウトの写真を追加しました

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2007年11月08日 (木)

小物工具(#23)

 ちょっと無理がある…時に使います。

ミニスタ2WAY
 ミニスタ2WAY No.98
 新亀製作所(SUNFLAG)製、定価350円

 かなり以前ですが、同一メーカーのラチェット式スタビードライバーを紹介しています。
 今回は狭い所で通常工具が入らない箇所のネジを回すスタビータイプのドライバーです。

差し替え
 差し替え
 +2とーが差し替えできる

 私の場合は例によって+やーの片方だけでは意味が無いので差し替えできるタイプになっています。差し替えできないタイプはこれよりも狭い箇所に入れる事ができるサイズで、ハンドル部分の厚みがもっと薄くなっていますが、そうなるとオフセットドライバーの世界かな、と、思うのでさすがにそちらはそろえていません。メーカーからは差し替え可能なさらにハンドル部分が薄いものも出ていますが、残念ながら店頭では見かけませんでした。
 小さい割にハンドル軸の径が大きいのでけっこう力を入れてまわせます。やはり狭い場所専用だけはあります。
 自分で作る時はこんな工具が必要な事はしませんが、どうしてもサイズ的に制約がある場合はやむを得ないのでしょう。
 あるに越したことはありませんが出番が非常に少ない、微妙な工具です。

投稿者 なんぎ : 12:02 記事へ | コメント (0)

2007年09月20日 (木)

スピーカーミニラジオ

 以前に、トランスでスピーカーを鳴らすタイプのミニラジオを作りましたが、今度はトランスレスで。

回路実験中
 回路実験中
 TO-92のパッケージは左からLMF501T、2SC1815Y、2SA817GR
 電源は1.5VをPICツールボックスから供給

 出力トランスを使ってスピーカーを鳴らすのはお手軽なのですが、トランスというのは以外と大きい部品なのです。また、どうしても重くなってしまい、出力トランス(ST-32)だけで13gあります。
 たかが13gと侮るなかれ。流行の充電池eneloop単3型1本で重い電池だと感じますが、これで27gあります(メーカー公称値)。つまり電池の重さの半分ぐらいあるわけで、ポータブル機器の中で単一部品でで重量を占める事の多い電池に次いで重たいわけです。スピーカーなども強力磁石と磁気シールドのための鉄がありますのでこちらも実は相当重たい部品です。
 重い上に固まりで場所を取るでかい部品だわ、周波数特性は良く無くなるわと、ダイレクト駆動に比べるとあまり良い事がありません。
 大電流で駆動できるドライバ段のトランジスタが手軽に使えるようになり、トランス出力は真空管アンプぐらいしかすぐには思い付かず、ダイレクトにスピーカー駆動する回路がほとんどとなりました。大出力アンプでは低オン抵抗のMOS-FETなども用いられるようになったこともあり、現在のスピーカーを駆動するアンプの設計では出力段にトランスを採用する回路はほとんどないのではないでしょうか。

 という事で、さらに小型化を目指して、ミニラジオで使用していたタカチのSW95に入る大きさを目指してみます。
 もちろん、電源は乾電池1本の1.5Vで動作する事が前提です。

 どうしてくれようかと悩んでいたところ、ぴったりの回路が図書館で子供向けの書架にある電子工作関連本で見つかりました。
 製作した回路を含む製作内容は以下の書籍に掲載されていますので、そちらをご参照ください。
 水谷紀雄著 ポプラ社刊
 やさしい電子工作4 音のでる電子工作
 p.30〜 デザイン自由なAMラジオ

 LMF501Tの出力そのままではとてもスピーカーを駆動する電流は取り出せません。そこで低周波増幅段でスピーカを鳴らせるくらいの電流を取り出さなければ鳴りません。トランジスタの数を増やさずに増幅度を劇的に上げるために一番手っ取り早いのはダーリントン接続の増幅回路です。
 さすがに通常のダーリントン接続を行うとVBEの0.6V×2で1.2Vほどがトランジスタの増幅段で取られてしまうため、電源電圧1.5Vでは辛いことからPNPとNPNの組み合わせとなるインバーテッドダーリントン接続を用いて増幅段のトランジスタの飽和電圧を抑えて増幅する回路でした。

回路アップ
 回路アップ
 部品点数は大変少ない
 1-IC・2-TR・4-コンデンサー・ 3-抵抗のほかはバリコンとバーアンテナ、スピーカー
 これだけでスピーカーがトランスレスで鳴らせる

 低周波増幅は2SC1815Yと2SA817のインバーテッドダーリントン増幅です。
 2SA817はオーディオ機器のドライバ段用のトランジスタで、2SA1015(-150mA)に比べると最大定格で-300mAと倍の電流まで駆動出来るためスピーカーを大音量で流さない限り大丈夫そうです(ディレーティングは必要ですが)。
 その他2SA1296(東芝)や2SB561なども利用可能と思います。VCE(sat)がなるべく低く、コレクタ電流Icが-300mA、コレクタ損失Pcが600mWより大きければ問題なく利用できるでしょう。PNPタイプのトランジスタはNPNタイプに比べて特性範囲や品種・入手性が限られているので辛い所です。

 とりあえず、ブレッドボードで基本的な動作をチェックしてみました。
 ボリュームを最大にせずとも、それなりの実用に堪え得る音量で鳴らすことができます。もちろん、周囲がうるさい部屋ではさすがに無理な音量です。

 感度や選択度は高周波増幅段を受け持つLMF501Tに依る所が大きいので、いままでこのICを使ったラジオと大差はありません。選局のバリコンの位置により一部発振をおこす箇所があり、バリコンやバーアンテナとの配線が長い事に起因すると思われますが、実際に基板に組上げる前にどこで発振しているのかをシグナルトレーサーで確認する予定です。

 シグナルトレーサーについては以下の記事をご参考下さい
 シグナル合体
 シグナルトレーサー

投稿者 なんぎ : 12:01 記事へ | コメント (0)

2007年08月29日 (水)

札幌探訪

 出張で札幌に行ってきました。札幌の街でも電子部品は調達可能です。BUGがあるから?

梅澤無線電機 札幌営業所
 梅澤無線電機 札幌営業所

 東京本社の梅澤無線電機株式会社の札幌営業所が狸小路商店街にありました。けっこうお客さんが頻繁に出入りしており、業務で調達に来ていらっしゃる方の他に趣味の電子工作をされていると思われるお客さんもおり、電子部品やケース・コネクターなどの機構部品のほか、キット類など品揃えも一通りそろっておりそれほど不自由は無さそうです。

常盤商工 札幌営業所
 常盤商工 札幌営業所

 これまた東京本社の株式会社常盤商工の札幌営業所です。上記の梅澤無線電機の札幌営業所とそれほど離れていません。
 もともとは業務向けの会社なのですが、「小売りしています」の文字がフロントウインドウにあり、ここでも半導体やスイッチ、ケース類なども調達できそうです。

 移動の途中で目にとまっただけなので、探せばもっと調達できる店があるのではないかと思いますが、どうなのでしょうか。
 札幌に住んでいても電子工作は結構、部品入手性は良いかもしれません。でも「暖かい日」で氷点下5℃とか言われるとちょっと私には札幌在住無理かも。暑がりやの寒がりやなんで(笑)。

投稿者 なんぎ : 12:01 記事へ | コメント (0)

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